見積から納品までを一元管理し、
業務効率化と技術継承を実現
株式会社オジックテクノロジーズ様では、長年使用してきた生産管理システムが現場の実態に合わなくなり、部門ごとに情報が分散していることや、手作業による業務負担などが課題となっていました。
そこでワイズ・リーディングでは、既存の業務フローや現場での運用方法を確認しながら、実際の業務に合わせた生産管理システムを開発。見積作成から入出荷管理、生産計画、品質情報、納品書発行までの情報を一元管理できる環境を構築しました。
今回は、システム刷新に至った背景や開発プロジェクトの進め方、導入によって生まれた業務の変化について、株式会社オジックテクノロジーズ様にお話を伺いました。
部門ごとに分散した情報と、手作業による業務負担
オジックテクノロジーズ様:
当社では、長年使用してきた生産管理システムが現場の実態に合わなくなり、最終的には製品の入出荷を管理するだけの仕組みとなっていました。
生産・品質・入出荷に関わる情報は部門ごとに個別に保管されており、必要な情報が一つにまとまっていなかったため、全体の状況を正確かつ迅速に把握することが難しい状態でした。
また、生産現場では作業記録がすべて手書きで運用されており、検査結果の集計や作業履歴の確認にも多くの時間を要していました。
紙で管理しているため作業効率が上がらず、記録の記入作業だけでも相当な時間を費やしていたのが実情です。
さらに、納品書発行部門では生産管理システムとは連携しない販売管理ソフトを使用していたため、製品番号や納品日を再入力する二重作業が発生し、部門間で情報が連携しないことによる作業とコストも生じていました。
こうした状況から、生産能力の拡大や品質保証体制の強化を進めるためには、業務全体を通して情報がつながる仕組みを構築する必要があると判断し、生産管理システムの刷新を決断しました。
現場の業務に合わせたシステム開発を目指して
オジックテクノロジーズ様:
生産管理システムの刷新にあたり、市販されている生産管理システムも含めて複数の企業様を比較検討しました。
しかし、市販されているシステムでは当社の運用方法と一致せず、導入しても現場で使いにくいシステムになってしまうと判断しました。
その点、ワイズ・リーディング様には、既存の業務フローや現場での運用方法を丁寧に確認したうえで、実際の業務に合わせたシステムをご提案いただきました。
こちらの業務に寄り添ってシステムを構築していただける姿勢に加え、導入後まで安心して任せられるサポート体制も決め手となり、依頼することにしました。
見積から納品までの情報を一元管理
オジックテクノロジーズ様:
システム導入後は、見積作成から入出荷管理、生産計画、品質情報、納品書発行までを一貫して管理できるようになり、部門間の情報連携がスムーズになりました。
これまで時間がかかっていた記録の記入作業や検査結果の集計も削減され、現場の負担軽減につながっています。
また、入力ミスや情報の抜け漏れも防止できるようになりました。
さらに、リアルタイムで状況を把握できるようになったことで、判断の迅速化や顧客対応力の向上にもつながっています。
作業ノウハウを「見える情報」として残し、技術継承へ
オジックテクノロジーズ様:
今回のシステムでは、業務を効率化するだけでなく、作業のノウハウを写真で残せるようになりました。
これまで熟練者の経験や知識として蓄積されていた技術や作業上のポイントを視覚的に共有できるようになったことで、技術の伝承にも大きく寄与しています。
情報を一元管理して業務を効率化することに加え、現場で培われてきた技術やノウハウを次の世代へつないでいくための仕組みとしても活用しています。
現場の要望を「そのままシステムにする」のではなく、より良い運用をともに考える
オジックテクノロジーズ様:
システムの使用感については、当社のやりたいことを丁寧に聞き取っていただいたうえで、現場に近い形で実現していただきました。
要望に合わせて細かな部分まで調整していただき、生産現場でも作業を音声や写真でサポートする機能が充実していることから、大変好評です。
また、プロジェクトの進行においても、当社の要望を踏まえたうえで、「システムとしてはこのようなことができます」といった提案型で進めていただき、大変助かりました。
単に要望をそのまま形にするだけではなく、より良い運用につながる方法を示していただけたことで、安心してプロジェクトを進めることができました。
テクノロジーで業務をつなぎ、現場の技術を未来へつなぐ
ワイズ・リーディング:
今回のシステム開発では、それぞれの部門で管理されていた情報を一つにつなぎ、見積から納品までの業務を一元的に管理できる環境を構築しました。
一方で、デジタル化の価値は、単に紙で行っていた作業をシステムへ置き換えることだけではありません。
現場の業務に合わせて情報を整理し、リアルタイムで共有できる環境をつくること。そして、これまで個人の経験として蓄積されてきた技術やノウハウを、組織の資産として次の世代へつないでいくことも、デジタル技術が担える重要な役割の一つです。
ワイズ・リーディングでは、既存の業務や現場で働く方々の声を起点に、それぞれの企業が抱える課題に合わせたシステム・ITソリューションの開発に取り組んでいます。
今後もテクノロジーを通じて現場の可能性を広げ、企業が培ってきた技術や価値を未来へつなぐ仕組みづくりを支援していきます。
株式会社オジックテクノロジーズ
表面処理技術を中心に、製品の機能向上や品質改善を支える技術サービスを提供しています。
半導体製造装置、パワー半導体、ロボット、医療機器、化粧品など幅広い分野で活用されており、長年培った技術力と品質管理体制を強みに、多様なニーズに応じたソリューションを提供しています。
また、生産性や品質向上に向けた業務改善やデジタル技術の活用にも積極的に取り組んでいます。
株式会社オジックテクノロジーズ
https://www.ogic.ne.jp/