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2020.10.19

【第7回】外部講師による勉強会

遠隔画像診断事業部:テレラジオロジーグループでは、レポート品質向上のため、定期的に勉強会を開催しています。
勉強会の一つとして外部から放射線科医をお招きし、月に2、3回ほど画像や解剖学について講義をしていただいています。

毎回症例を事前に提示して頂いて、自分なりのメイン所見、診断、対処方法を予習して勉強会に臨みます。

今回は、内ヘルニアによる絞扼性イレウスについて。

画像を見ながら、順を追って説明していただき、また、臨床的な事も含めお話していただけるので、すごく勉強になります。
今回の症例と学んだ事をご紹介させていただきます。

【本日の症例:急性腹症】

~イレウスの振り返り~

イレウスの分類:絞扼性(血流障害がある)かそれ以外か
―血流障害があるかないか
―closed loopなら二ヶ所近接している場合が多い

~造影CTでは~

①今回の画像では腸管壁の増強効果は保たれている。
染まっているから血流障害がないわけではなく、今後、壊死に移行する可能性もある。
closed loop があるからその部分が絶対造影されないわけではない→増強効果は保たれているけどclosed loopがあるというケースは非常に多い→早い段階で気付くことが大事になってくる。

②この症例の場合は、小腸の閉塞部位の近くにdirty stools sign(通過障害が起きて小腸の残渣が滞留してみられる)が見られた。この近くに閉塞起点があるという視点で画像を見ていくと分かりやすい。

③今回の絞扼性イレウスの原因は内ヘルニアによるものでした。

原因:虫垂炎の術後の開いていた腹膜の穴に腸管がはまり込んでいる状態。これが、腹腔内でおきている。
病歴に注意することも大事だと改めて感じました。

スタッフ一同、今後も復習と予習をして、しっかりと学んでいきます。

投稿者:shiraishi

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