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2020.10.08

【第5回】外部講師による勉強会

遠隔画像診断事業部:テレラジオロジーグループでは、レポート品質向上のため、定期的に勉強会を開催しています。
勉強会の一つとして外部から放射線科医をお招きし、月に2、3回ほど画像や解剖学について講義をしていただいています。

毎回症例を事前に提示して頂いて、自分なりのメイン所見、診断、対処方法を予習して勉強会に臨みます。

今回は麻痺性イレウスとそれに関連した門脈ガスや胆管ガス、腸管気腫等についてお話頂きました。

今回の症例は腹部に関する、イレウス様の画像を呈した症例でした。

画像所見から、背景疾患等を想定し紐解いていく事で、
最初は理解できなかった今回の症状の流れや原因を理解することが出来て非常に勉強になりました。

【本日の症例】

検査目的:腹部膨隆著明、閉塞機転の有無の精査

ポイント;
「麻痺性イレウス」
→今回のケースは精神科系の内服薬を原因とした消化管の蠕動運動の働きの低下が原因と考えられる。

「門脈ガスと腸管気腫」
→便貯留もしくは腸炎等の変化が加わり内圧の著明な上昇
→腸管気腫につながる、更にSMVから門脈内に流入、門脈ガスに。

※早期段階で気づくことが重要、今回のケースでは保存療法しか取れない状況になってしまっていた。

「門脈ガスと胆管ガスの区別」
ガスは基本的に末梢に向かい上昇するが、門脈と胆管では流れる液の方向が異なる。
ガスが肝表の1cm以内に目立つ場合:門脈は肝表に向かって流れている為門脈内にガスがある可能性が高い→門脈ガス
それ以外の場合:胆汁は総胆管側に流れるから胆管内にガスがある場合肝の末梢の末梢には基本的に向かわない→胆管ガス

スタッフ一同、今後も復習と予習をして、しっかりと学んでいきます。

投稿者:中嶋