つなぐ

{ 人がつなぐ }
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今日の医療では、三大疾患(がん、心筋梗塞、脳血管障害)を始めとして、様々な病気を正しく診断し、適切な治療を行うために、CT(コンピューター断層撮影)、MRI(磁気共鳴画像)などの検査は欠かせないものになっています。治療方針を決定するには画像診断が極めて重要であり、適切に画像診断を行うには画像検査に精通し、知識と経験豊富な放射線科専門医が必要です。近年、医師不足が問題となっており、地域によってはCT、MRIなど検査機器を保有する医療機関でも、放射線科専門医が不足、または不在の施設も少なくはありません。検査は行われたが、その画像を読影する放射線科専門医が居ないという厳しい現状です。とくに地方においては深刻な問題となっており、医療の格差を生んでいる状況です。

株式会社ワイズ・リーディングでは、熊本の地域を回り、地域において医療格差を強く感じた一人の読影医が、放射線科専門医の確保が難しい医療機関向けにて読影結果をお届けする『遠隔画像診断事業』を2007年に立ち上げました。熊本全体の地域に密着しているため、依頼施設の特徴や専門性などを把握しやすく、よりオーダーに沿った内容の読影結果をお返しすることが出来ており、「顔の見える読影」を実現しています。

{ 地域をつなぐ }
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ワイズ・リーディングでは平成20年8月、熊本大学放射線医学教室と遠隔画像診断事業の運営委託契約を締結し、熊本大学放射線医学教室連携・遠隔画像診断センターを開設しました。連携したことで、熊本大学放射線医学教室の多くの放射線科専門医が、遠隔画像診断に取り組むことが可能となりました。

現在までに、熊本県を中心に遠隔地である阿蘇、天草、人吉、荒尾、水俣、熊本全域の36施設とつながりました。県外では、宮崎県、福岡県、鹿児島県、兵庫県、神奈川県などの多数の施設から毎日画像が送られてきています。また、2012年9月からは東北の被災地にある福島県の中核病院とつながりました。遠隔画像診断で少しでも被災地の診療活動を熊本からお手伝いすることが出来たらと思っています。

{ 技術でつなぐ }
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情報通信技術(ICT)の目覚ましい発展は、医療業界にも大きな変化をもたらしました。

私たちが携わる遠隔画像診断は、1970年代からこのICTを活用して大きな進化を遂げてきました。CTやMRIなどの医用画像を遠隔地の放射線科医に転送することが可能になったことで、患者さんは放射線科医がいない遠隔地の医療機関でも専門性の高い画像診断を受けることができるようになりました。医師としてはセカンドオピニオンとしての診断の精度向上、医療機関としては検査から診断までの時間短縮や患者さんの身体的、経済的、時間的な負担軽減といった様々な恩恵を、この遠隔画像診断の進化が実現させています。

この遠隔画像診断は患者さんの負担軽減とともに、地域医療の質を高めることができると私たちは考え、さらにより質の高い画像診断が受けられる仕組みを考えました。

2008年に株式会社ワイズ・リーディングでは、レポートを作成する医師の目線、依頼を出す施設側の要望などを取り込んだ独自の遠隔画像診断システムを、富士フイルムメディカル(株)と共同で開発しました。

一般的な従来型の遠隔画像診断システムでは、読影レポートの『質のばらつき』が一番の問題点でした。これまでは症例の難易度や読影医師の能力などを把握されずに自動的に読影医に振り分けが行われていました。読影医は専門以外の領域を任されることもあり、放射線科医の能力を最大限に発揮することが難しく、業務効率も上がらないなどの問題が生じていました。また、読影後は内容を確認することができず、専門外のレポートがそのまま返信される依頼施設と読影医間とのやり取りの中で、誤診、見落としなどがあり、依頼施設側の不満へと繋がっていました。

ワイズ・リーディングでは、この従来型の問題点を解消すべく、独自システムを開発しました。
まず、オーダーの振り分けについては読影医のデータベースを元に、依頼画像を得意、不得意や経験年数、専門領域別に振り分けるなど、読影管理者を中心にスタッフが行います。また、読影医からの結果を読影管理者が確認し誤字脱字を整え、一次読影医からの依頼や難しい症例については二次読影を行うなど複数の目で観察することにより、しっかりとしたレポートに仕上げて返信しています。つまり、読影管理者が全体の読影業務の品質管理を行い、読影レポートの質を均一にし、読影効率を高めることが可能となり、従来型の遠隔読影システムで問題となった読影レポートの『質のばらつき』を改善しました。

また、コメントが記入できる機能を活用し、従来では出来なかった依頼施設、読影管理者、読影医3方間の細かな指示や連絡など、さまざまなやり取りが行えるような工夫を取り入れています。

支える

{ 人を支える }
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ワイズ・リーディングでは、『ペチャクチャナイト熊本』を主催しています。
ペチャクチャナイトとは、日本を拠点とする建築事務所の代表であるアストリッド・クライン(Astrid Klein)とマーク・ダイサム(Mark Dytham)によって考案され、2003年2月に東京で開催されました。現在、全世界700以上の都市で開催されているプレゼン・ムーブメントです。

最初はワイズ・リーディングで社員研修として行っていたプレゼンの練習会がきっかけでした。

人生では、自分自身について、あるいは会社、商品、プロジェクトなどについて、沢山の人前でプレゼンしなければならない場面があります。大切なプレゼンも、不安、緊張、不慣れ、準備不足などから、伝えたいメッセージを相手に上手に伝えることができないこともよくあります。 よりよいプレゼンテーションを行うにはたくさんの場数を踏むことが肝心ですが、そういう機会は必ずしも多くはありません。

誰でもプレゼンできる場所があれば、人前でどんどんプレゼンして、多くの経験を積むことができるはずです。
今ではプレゼンの勉強の場だけではなく、たくさんの人との出会いの場であり、文化と触れ合い、自分の価値観を磨く場として、とても注目を集めています。

一人でも多くの人が輝き立つステージの支えとなりたい。人と人とが関り合い織りなすことで、社会に広がりを持たせたい。
たった数名の社員研修という小さなスタートを踏み、3.11を経験し「お金、モノ、地位、名誉などではない、もっと違う価値観を大切にしたい」との思いからペチャクチャナイトへたどり着きました。これまでに熊本で17回開催、お陰様で今年4周年を迎え、参加人数は総勢1,300名を超えるイベントに成長しています。

{ 社会を支える }
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私たちは2011年3月11日、未曾有の大災害、東北大震災を経験しました。加えて原発問題は子どもたちに大きな負の遺産を残してしまいました。
当たり前にある社会が根本から崩れること、大切な人を失うことの恐怖を心から感じ、己の無力さを痛感し、そこから私たちに出来ることはないだろうかと考え始めました。

社会と繋がり、社会に貢献すること。事業以外でも自分たちに出来ることは何か。

例えば、2012年、2013年と「みるクスリ」をテーマに写真展を開催しました。
これは北海道医療大学の堀田清先生をお招きしての講演と、先生ご自身で撮影された北海道の厳しい環境下で生き抜く植物達の様々な表情を展示する催しです。患者さんをはじめ、来場された方に写真を見てもらうことで、心の中から元気や前向きな気持ちになってもらえたらとの思いからスタートしました。

2012年は鶴田病院様、2013年は機能病院様で開催させて頂き、大変好評を頂いております。

{ 世代を支える }
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よりよい社会の未来のために、若い世代を育てることもまた大切だと、私たちは考えています。
私たちは若い世代が勉強し研鑽を積む機会の場を作り、共に学んでいます。

画像診断塾・・・
ワイズ・リーディングでは2012年5月から医学部生と放射線科医師のための「画像診断塾」を定期的に開催しています。未来の医師と若い放射線科医に画像診断の最前線の現場を見せ、学んできた医学知識を生かす機会を提供しています。代表の中山が講師で、実際の読影依頼をもとに解剖知識から画像の見方、診断の考え方などを教えています。
学校の授業では連続画像を見る機会が少ない学生にとって、普段ではなかなか聞けないような教科書だけでは分からない実臨床に即した知識や幅広い症例について学ぶことができ、診断塾の特別講義は貴重な体験となっています。

ドラッカー勉強会・・・
2011年9月から意欲ある有志が集い、P.F.ドラッカーの著書を題材に勉強会を開催しています。
未曽有の震災を経験した日本は、従来の考え方を捨てる時期に来ていると思います。
今後の仕事の仕方、人とのかかわり方、人生の過ごし方などを考えるにあたり、ドラッカーの智慧は素敵な指標を提示してくれます。そんな思いから、勉強会を立ち上げました。
参加者の年齢、職業、経験は様々です。ドラッカーに触れることで人生をより豊かに、経営や管理を学ぶことで組織の成長を、そして互いに刺激し合い友情を深めることを目的とした勉強会ですので、ディスカッションも活発な意見交換が飛び交い、懇親会も大いに盛り上がっています。

変革する

{ 遠隔モデルを変革する }
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病院向けの遠隔画像診断事業に加え、2014年秋から、健診施設向けの遠隔画像診断を開始する予定です。
現在、そのシステム開発に取り組んでいます。

{ 地域医療を変革する }
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遠隔画像診断システムは、あくまでも地域医療連携システムの一部の機能と考えています。
弊社は、電子カルテや地域連携システムといった病院情報システムをトータルでご提案致します。

{ 医療業界を変革する }
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ITをひとつの手段とし、医療業界に変革の波を起こします。医師不足から波及する様々な問題も、ITによる代用や効率化で緩和できると信じて、さまざまなシステム開発に取り組んでいます。

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